海外製品には高いブランド力を持つものも多く、国内の製品と比べて、価格は高いものの非常に人気がある。日本の製品はブランド力という意味では海外製品に劣るケースが少なくない。性能では日本製品の方が良くても、ブランド力で負けているために、安売りせざるをえないのはもったいないことである。
海外とのブランド格差が大きい製品郡としては、自動車がその筆頭であろう。性能や燃費では日本車は世界トップだが、自動車メーカーのもつ求心力という点では、海外メーカーに一歩譲る。BMWやメルセデスベンツはそのブランド力の高さから、日本でも非常に良く売れている。輸入車ゆえに価格は割高で、同じ値段なら日本車のワンランク上が買えるのにも関わらず、ドイツ車を選ぶケースはとても多い。またイタリア車なども抜群のデザインや独特な走りの味付けで人気がある。
ハリウッドの俳優も上手くブランドを築き上げている好例だろう。ハリウッドスターは当然人気商売なので人気があれば上り詰めることが可能なのだが、実は、割と年功序列になっていたりする。日本で顔が知られているような人気俳優は40代以上が多い。若手俳優にはなかなか主演を演じるチャンスは無かったりするのだ。ディカプリオのように若いうちからトップスター入りして大作映画の主演をバンバン演じるような人は極々稀なのだ。
化粧品のブランドも海外勢は強い。特に高級化粧品となると日本製品では考えられないような価格のものもある。アンチエイジング関連が特に高額で、クリーム一瓶が30万円などというものもある。いったい誰が買うのかと思うが、世の中にはお金持ちが意外といるのだ。所得が10倍でも10倍の食料を食べるわけではないので、そういったお金持ちたちはお金に余裕がある。常に使い道を捜しているのだ。
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