かなり豊作といわれる夏アニメもボチボチ最終回を迎える番組が増えてきた。
最近のトレンドなのだろうか、10話で終了というものが増えている気がする。
アニメは1話あたり制作におおよそ900万円はかかるといわれており、13話でがっつり作るよりも、10話ぐらいにしておいたほうがリスクが少ないのかもしれない。
10話でも人気が取れれば、ブルーレイは売れるだろうし。
今後も10話完結アニメが増えていくかどうかはわからないが、ちょっと気にしておきたいと思う。
見る側としてはやはり12~13話は見たいものだ。
もう1つ夏アニメで気になったのが、ヤマノススメが15分2クールというスタイルをとったこと。
15分で2クールやるなら、30分で1クールでいいんじゃね?
という意見も聞こえてきそうだが、これはかなり巧みな戦略なのではないかと個人的には思っている。
ヤマノススメのようなキャラモノの作品は、いかに登場人物に愛着を持ってもらうかが、売れ行き大きく影響する。
きんいろモザイクやご注文はうさぎですかなどがこのジャンルに該当するが、いずれも1クールで最終回を迎えたときに、視聴者が絶望の声をあげていた。
明日から何をみればいい…
結局彼らは、1ヶ月もすれば、別の新番組に夢中になり、昔の女?のことは忘れていくのだが、最終回を迎えたときはおおいに嘆き散らすのである。
そして肝心のブルーレイが発売されるころには、熱が冷めているということも少なくない。
ヤマノススメの場合は、おそらく放送中にブルーレイを発売できるだろうから、ファンに忘れ去られてしまうことを防げる。
売上の向上に15分2クールは有効なのではないだろうかというのが、私の仮説だ。
ヤマノススメの売れ行きには、この点に着目して注意を払っておきたい。
さて夏アニメが最終回を迎えるということは、秋アニメが始まるということだ。
早いものは9月中から放送開始するものもあるようだ。
なんか春と夏の間は、一週間別番組が入る枠が多かったが、秋はそうでもないのだろうか。
夏の余韻もそこそこに、一気に秋アニメがスタートしていく感じである。
ちなみに秋アニメの注目作は、なんといってもサイコパス。
1期の評価が高いだけに、クオリティを落とさずに続編が作れるのか見ものである。
(フジテレビは、続編作りは上手いほうだが、たまにリーガルハイみたいに変な方向に走り出すので若干不安だ)
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